MTAセメント
こんにちは。
今日はMTAセメントについてお話しします!
虫歯で歯の神経の近くまで進んでしまったが、できれば神経を取りたくない!
歯の根の治療をしているがいつまでも治らない!
など悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
MTAセメントという虫歯の治療に効果的な最新の治療法があり当医院では使用しています。
もちろんすべての歯を治せる万能薬ではありませんが、
その有効性をいくつかご紹介します。
まず、MTAセメントの特徴はなんといっても強アルカリ性(pH12)ということです。
強アルカリ性であることで高い殺菌効果が得られます。
この殺菌作用によって、歯の神経の近くまでの虫歯(露出した非感染生活歯髄)を神経を取らずに治療が可能になります。
また、優れた封鎖性があり、歯の根っこに開いてしまった穴(パーフォレーション)も確実に埋めてくれます。
歯の根っこの治療にとって重要なのは根管(神経や血管が入っていた管)に細菌を侵入させないこと=ラバーダムシートをすることと、封鎖して再感染させないことです。
さらに、MTAセメントは人間の組織に触れても悪い影響はでません。水分があっても固まる特徴があり、血液や骨に触れても硬化します。
以上がMTAセメントの特徴です。
日本では薬剤としての認可はありますが、保険適用はされていません。そのため、保険外治療の一部として当医院では使用しています。
ホームページの中にもMTAセメントを使用した症例を載せていますので、一度ご覧ください(^^♪
http://www.yamagatadc.com/treatment/endo.html
DH水野