開院11年目、初心表明
歯科医師が行う歯の寿命に大きく関わる根源が歯内療法(神経の治療)である。近年、安易に自分の天然歯の保存を諦め、人工歯根(インプラント)に置き換える治療は患者から脚光を浴びる時代は終わり。真の医療、自分の天然歯を残す為に顕微鏡で見て治す、歯内療法の重要性が増してきている。そこで、最新の根管治療を成功に導く三種の神品が存在する。根管の形態や病変の位置大きさの診断が3D画像で解析出来る歯科用CBCT撮影機器。20倍拡大視野での治療を可能にしたマイクロスコープ。細い根管を効率よく安全に削る第五世代Ni-Tiファイル。これら導入により治療の成功率は格段に上がっている。これらの周辺機械の総額は数千万円である。顕微鏡下での治療は、内視鏡での手術に類似して熟練に時間と経験と知識が必要である。他に色々なスキルが必要であることも付け加えて、山縣歯科は、この領域に挑んでいます。歯科医師の中でも様々な社会情勢により解釈が違う方もいますが、本質を理解して考えればこの、無謀とと思われる姿勢こそが患者さんの求めている再発しない治療の根幹と思い、日々挑んでいます。これが、開院11年目に初心表明したい一言です。色々な制約が有りますが、治せる天然歯は、治す治療を提供していく所存です。山縣徹哉